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〜お滝様〜

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水路の先には、『白滝神社』。

角の尖った大きい岩がゴロゴロあります。

この石は赤城山の岩なだれにでここにあるらしい。

詳しくはこちらで。

第四紀の桐生地域は、赤城火山とのかかわりが大きくなります。赤城火山は、およそ五十万年前に火山活動が始まり、標高2500mほどの富士山によく似た形の成層火山になりました。しかし、およそ三十万年ほど前、山体頂部に大崩落がおこりました。この崩落によって大規模な岩なだれ(岩屑流)が生じ、それが赤城火山の南東麓を下り、そこに堆積しました。(1986年 守屋以知雄)。
このときの岩なだれは、桐生にも達しています。筆者が桐生でこの岩なだれの地層を確認しているのは、川内町四丁目の相川橋上流左岸、相生町一丁目桜木小学校西の“お滝様”、広沢町二丁目の競艇場の東の3カ所です。
桜木小学校すぐ西の“お滝様”では、写真のように直径2mもあるような大きな石がごろごろしています。岩質はもちろん赤城火山の安山岩です。渡良瀬川の流れによって運ばれた岩石でないことは、かなり角張っていることからわかります。岩なだれは、短時間で到達しますので、角がそれほど削られる暇がなかったのです。お滝様の名のとおり、ここの岩石の下からかなりの水量の泉が湧いています。一年中涸れることがなく、真冬でも手を入れると温かく感じられます。以前は飲料用にこの水を汲みに来る人をよく見かけました。この岩なだれの地層の岩屑流堆積物は、岩石と砂の層なので隙間が多く水を通しやすいのです。たまたま土砂が洗い流されて、安山岩が露出したのです。また、ここは小さな崖になっていますが、ここは渡良瀬川によって作られた河岸段丘崖なのです。かつて渡良瀬川がここまで流れてきて、流れで削ってできた崖です。
日本地質学会員 藤井 光男 様の『桐生地域の地質の話2』 より抜粋させて頂きました。

* デジカメが壊れ白黒しか撮影できず、しかしリアルになっています。

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確かに角の四角い岩です。

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湧き水です。

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お滝さまです。

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場所は、桜木小の西です。

そして、ここから 『 北に500メートル 』 行くと!!

by oyaku | 2010-03-28 06:06 | 桐生の名所と地図 | Comments(0)  

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